部屋の広さを間違えた間取りの失敗例は多い

・間取りの失敗例
注文住宅を建てる際の間取りを決める上で、重要かつ難しいのが各部屋の広さをどうするかで、その部屋の広さに関連した失敗例は後を絶たないのです。
それは、実際に住んで見ることができないために、どうしても机上の空論で間取りを決めるからで、失敗しないためには慎重に進めていく必要があります。
ちなみに、バルコニーの奥行きが狭すぎて使いづらい、キッチンを広くしたらダイニングやリビングが狭くなった、玄関を狭くしたら閉塞感漂う暗い玄関になってしまったなどが実際の失敗例としてあるのです。

住宅を建てる時には拘りポイントもありますが、延べ床面積は決まっているためその範囲内で各部屋の大きさを決めて間取りを考えなくてはなりません。
その為、一つの部屋を大きくしたら他の部屋が小さくなるのは当然で、全体のバランスや使い方に応じて部屋にとってベストの大きさにすることが大事です。
また、家具や家電の大きさ・数・位置はもちろんのこと、人が通れるスペースがあるかなど実際に住んだ時を想定したプランニングも重要になるので、事前に間取りの失敗例から学ぶことも必要と言えます。

忘れがちなのが、トイレの位置です。
特定の部屋の隣にトイレを設置すると、排水音が気になるケースがあります。また、来客が気になりトイレを使えないことも。誰もが安心して使用できる場所に設置するのがトイレで失敗しないコツです。
トイレは特定の個室の傍ではなく、物置あるいは浴室などの共用スペースの隣に設置することをお勧めします。リビングでも良いのですが、お互いに気にしてしまいがちですね。
浴室の近くに設置すれば、水回りの設備を1か所にまとめられるのでコストダウンできるというメリットもあります。
コンセントの間取り位置も確認しましょう。キッチンやリビングなど、ある程度家電を使うことが想定される場所では、必要なコンセントの数を予測できます。また、そこで使用する家電はどの高さで使うのかも考えましょう。